魂の王国をデザインする

このプログラムの中では、意識の世界を「魂の王国」と捉えて、解説しています。


KING/王様

自意識の中心

魂の王国(=意識)の中心にある「創造的意志」のこと。次々とやってくる「意志決定」を必要とする案件に決裁を下す。王様は毎日とても忙しい。


PRINCE/優秀な王子たち

自分の特技・頼れる能力

優秀な王子たち(姫君たち)とは、王様が頼りにする様々な特技・能力・特質のこと。「論理性」「努力と根性」「魅力」「対人スキル」「忍耐」など、自分がよく頼りにする問題解決時のパターンが、王様にとっての頼れる息子たち・娘たちとして表される。 


CHIRON/キロン

みそっかすの王子・苦手、弱点

苦手なこと、トラウマ、弱点、自分でも見たくない部分。場合によっては自分の中で「なかったこと」にされている部分。王様の意志決定のサポートに呼ばれることはほとんどなく、魂の王国の端っこに追いやられている。


SENATUS/元老院

魂の王国の執務機関

王様が決めたことにしたがって、意識の世界を運営する執務機関。記憶の蓄積によって作られている習慣的パターンを運営する。前例のない出来事に当たると、王様に判断を仰ぐ。


Prologue

よく知られているおとぎ話は、神話の類型である。

そして神話とは、寓話の形を借りた、私たちの意識の物語である。

意識がどのように自己に目覚め、他者とぶつかりながら調和を発見し、大人になって行くのかという物語。


洋の東西を問わず、よくあるおとぎ話の「型」に、こんなものがある。

ある国の王様には、3人の王子がいた。

上の王子は聡明で、その賢さで王をよく助けた。

真ん中の王子は力が強く、その武力で王をよく守った。

しかし末っ子の王子は賢くもなく、弱く、みんなから笑い者にされていた。


こうしたはじまりで語られる物語がどんな結末を迎えるか、

おそらくあなたは正確に言い当てることができるでしょう。


この手のおとぎ話では大抵、王様は問題を抱えている。(それは不治の病であったり、他国の侵略であったりする)

賢く、強い、上の二人の王子が問題解決に勇んで挑みかかるが、うまくいかない。


最後にみんなから笑い者にされていた末の王子が、あっと驚くような解決策を提示して、全ての問題を覆してしまう。王と王国には平和と、前以上の豊かさがもたらされる。


このおとぎ話は、私たちの意識の中で起きているエネルギー的な事象を、物語化したものだ。

この場合「王」は、私たちの意識の王国を統治する、中心的な意志、自己意識の象徴である。

意識が問題を抱えると、王は自慢の息子にその解決を頼む。

つまり、自分にとって得意で、自信があって、意志の管理下で易々と取り扱える才能を使って、問題を解決しようとする。

しかし、うまくいかない。

問題を解決するのはいつでも、王から哀れまれ、二人の優秀な兄から小馬鹿にされている、末っ子の王子だ。

まさかと思うようなその大ドンデン返しを体験したとき、初めて王は目を覚ます。覚醒する。

今まで見えていなかった世界が目の前に広がって、だから王国はさらに豊かになる。


鍵を握っているのは、哀れまれ、疎まれている、みそっかすの王子。

その王子が、あなたのキロンである。




キロンとトランスサタニアンの7日間プログラム


■全177ページ(表紙含む)

■PDFファイル

■7日間で読み進めていただくワークプログラム


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